「水のないプール」での演出 - DMM SKE48チームS「制服の芽」(13/3/4)

今回のチームS制服の芽」公演、松井珠理奈ちゃん松井玲奈ちゃん矢神久美ちゃんが休演だったので、「水のないプール」間奏で通常は松井珠理奈ちゃんが言う「ダンスのレッスンやレコーディングをしていると…」の台詞を桑原みずきさんが代わりに言おうとしたところ、直前で桑原さんの前にスッと大矢真那さんが出てきて台詞を言ってしまい、桑原さんがあっけにとられつつ、見せ場を取られて恨めしそうに戻ってゆくという場面がありました。
もちろん演出で、その前の自己紹介MCで桑原さんが「今日は珠理奈も玲奈も久美もいないので私がやるかもしれないのでお楽しみに!」みたいな前振りをわざわざした時点で優先順位第4位の大矢真那さんが台詞を言うのはほぼ確定でしたが、大矢さんのちょっと遅めの出てくるタイミングであるとか、桑原さんのほどほどの演技っぷりが絶妙で、こういうちょっと特別な演出は下手をすると曲をぶちこわしかねず、特に今回は「水のないプール」でかなりリスキーな曲でしたが、おそらく意図していたとおりに演出となっていて大成功。実際観ていてとてもおもしろかったです。


今回のように何らかの条件が整ったときやアイディアが浮かんだ時など、ここぞという時はこういった変化に果敢に挑戦してみてほしいですね。
成功すればそれでいいですが、失敗しても大多数の視聴者は苦笑いしてそれでおしまいにしてくれるし、場合によっては評価できる点は評価するから。何よりメンバーの経験になりますからね。
もちろんまず決められた振りや動きをしっかりこなせることが大前提だし、あまりにぐだぐだすぎる結果だとさすがに評価を下げてしまうので、ある程度の技量と余力を備えて、更にやるからにはしっかり事前準備した上での話ですが。
決められたとおりのことをただしっかりこなしていればいい、とならずに、エンターティナーの発想で、チャンスがあって状況が許すようならぜひ通常の公演に更に付加価値をつけることにも挑戦してみてほしいです。