松井珠理奈 AKB48チームKに新加入

http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11202594506.html

そして、もう一つの発表は現在、一人づつ欠員が出ておりますチームK、チームBへ新加入するメンバーの発表をさせて頂きました。
チームKに加入するのは、SKE48 チームSより 松井珠理奈
チームBに加入するのは、NMB48 チームNより 渡辺美優紀です。
新加入する両名は今後はそれぞれSKE48 チームSNMB48 チームNとしての活動も兼任して参ります。

なるほどねぇ…、これは名案だわ。


現在AKB48は特に上位メンバーを中心にすでに劇場公演活動主体から次のソロ活動と両立させるフェーズに移行しつつあり、周りも徐々にそれを理解してフォローする土壌ができあがりつつある。
それに対してSKE48はまだまだ内も外も劇場偏重主義の意識が強く、外仕事の多いメンバーに対する風当たりが強い。ブログなどでメンバーの申し訳なさそうなコメントもよく目にする。


このAKB48SKE48の違いから特に難しい立場に立っていたのが、SKE48の中でもステイタス的にAKB48上位メンバーと同様のフェーズに移行しつつある松井玲奈ちゃんと松井珠理奈ちゃん。玲奈の方はもう大人だし賢い人だし、もともとたとえ孤立していてもそれほど苦にならない性格ということもあってこういった状況でも上手くやりくりできていたけれども、珠理奈の方は、とはいってもまだ中学生だったのでこのようなSKE48の土壌で精神的にも上手く立ち回ることが難しかったし、あと年齢的に数年前の渡辺まゆゆと同様に外で活動できることも限られていた。チームK兼任という一種の内仕事的な外仕事をその珠理奈に回すというのは、こういった状況をふまえると最適解。


なんといっても珠理奈の年齢でも出来ることだし本人は新しいことに挑戦することになる。チームKメンバーにとっても刺激になるだろうし、チームS含めたSKE48メンバーにとっても外との接点が太くなってより刺激が得られるだろうし、単純に数的にもSKE48メンバーの劇場公演出演枠が1つ増えたようなもんだし(イコールAKB48メンバーの枠は減ったことになるが)、いったい一石何鳥なんだろ?ってくらいの名アイディア。


逆に今回の決定を残念に思っている人がいるとすれば、まずその枠をかっさらわれた格好のAKB48研究生だけど、今回主要メンのチーム4への昇格があった後だし、まぁ一時的な兼任だから大した問題ではないだろう。次は有無を言わさず昇格を決めさせるくらい力をつければいいだけ。あとは、メンバーにとっての善し悪しよりもローカリズムやセパレーティズムに基づいた自分のアイデンティティの方が大事という一部ヲタくらいか。


体力的に大変かもしれないけど、これもたとえば今年のSメンの出演数は現時点で皆勤していると19公演(うち珠理奈出演は8公演)で、同回数だけK公演に出演したとして計38公演。参考で、新幹線通勤している今出舞ちゃんが今年今現在で43公演出演。なので、まぁ今出の方が異常な状況かもしれないし、珠理奈は他の仕事も多いし半分外仕事なわけだから単純に比較は出来ないけど、少なくとも誰もやっていないようなとんでもない活動量ということはない。
実際は、一方をこなすのみなら他メンと同じだし、両方を均等にこなすならば正規メンバーといってもアンダー第一候補的な位置づけで他のAKB48研究生のアンダーメンよりも優先される程度だろうから、出演回数も限られるだろう。


今回の件、上に書いたように珠理奈的にも48G全体的にも良い決定でしたが、それはそれとしてあえて残念だった点を挙げるとすれば、やはり珠理奈以外が選ばれなかったことかな。
仮に渡辺美優紀ちゃんを基準に考えたならば、格的にSKE48はもっと候補者はいた。中でも、外に送り出すとなかなかおもしろそうなメンバーが二人ほどいるけど、一人はKメンバーの刺激にはなるだろうけど本人の性格的にいきなりKに放り込むのは難しいし、もう一人は本人によい経験にはなるだろうがKメンバーへの刺激は限られるだろうし。結局最適なのは珠理奈ってことになるんだよなぁ。