「桜からの手紙」(2/26-3/6)

ということで9夜連続放送がとうとう終了してしまいましたが、毎晩楽しみにしていたのでちょっと寂しいっす。「良いドラマ」というより、とにかく「観るのが楽しいドラマ」でしたね。
このドラマが見事だったのは、ドラマのコンセプトがこのドラマを観る視聴者が望むものと最大限合致していたこと。AKB48のドラマを観る視聴者が望むドラマの最大公約数的なものを考えたとき、それはできるだけ多くのメンバーができるだけ多く活躍するドラマであるわけで。話の中身はよくある展開の寄せ集めなので特筆すべき事もないし、短時間にとにかく詰め込みまくっているから一つ一つの話は薄っぺらくて、例えば大島優子に至ってはシーンの度にラクロスを辞める→続ける→辞める→続けると気変りしまくる軽薄さでしたが、でもその結果限られた時間内で多くのメンバーの多くの印象的なシーンを見ることが出来て楽しかったです。
あと時間的にストーリーが薄っぺらくなるのは避けられないとしても、その限られた各シーンは、ただメンバーを出しときゃいいだろ的な手抜きはなく、周囲を固める役者やセットも含めて比較的しっかり作られていて安っぽさを感じなかったのもポイント高いです。
本格的ドラマは他に任せればいい。AKB48だから出来るドラマを作ればいい。そのあたりを心得ている秋Pさすがです。