メディア露出が増えるということ。島崎遥香ちゃんのこれから

じゃんけん大会が終わりました。じゃんけん大会は「メディア露出が多いメンバー=人気のあるメンバー」という状況をいくらか是正というか緩和するための企画でもあるわけですが、今回優勝した島崎遥香ちゃんは、その企画意図に当にぴったりのメンバーかもしれないですね。


「メディア露出が増える(いわゆる「推される」)→人気が上がる」という考え方がまだまだ根強いですが、必ずしもそうとは限りません。
メンバー個人の観点では、メディア露出が増えることで、大きくは以下の二つのチャンスを得ることになります。


(1) 人気が上がるチャンスを得る。ただしそのメディア露出増に堪えうる魅力を持ち合わせている場合に限られる。
(2) 経験値を上げるチャンスを得る。経験値は長期的には魅力アップにつながる可能性がある。


(1)
まず、メディア露出が増えても、それに堪えうる魅力を持ち合わせていなければ結果(人気アップ)には結びつきません。短期的にもの珍しさで注目度が上がったとしても、結局は本来持っている魅力に相応の人気・評価に落ち着くものです。
メディア露出が目に見えて効果があるのは、
「現時点で魅力に対してメディア露出量が不足している」
場合に限られます。
第一回の内田眞由美さんは、メディア露出増に堪えうる魅力を持ち合わせていなかった。
第二回の篠田麻里子さんは、すでにメディア露出過多だった。
そして第三回の島崎遥香ちゃん。メディア露出増に堪えうる魅力を持ち合わせているのか、または既にメディア露出過多状態なのか。短期的には見かけ上は乱高下するでしょうが、一年ほどたてばとりあえず真の結果が見えるでしょう。


(2)
では、(1)のような条件が成り立たなければこういった企画の意味がないかというとそのようなことはなく、メディア露出増に伴う様々な経験をメンバーが今後に活かせれば、それで企画の意義はあったということになります。
メディアにも限りがあるので、闇雲に誰も彼も露出を増やすことができるわけではない。なので、その限られたチャンスをじゃんけんで獲得したメンバーは、その経験を無駄にせずにぜひ今後に活かしてほしいですね。


以上は主にじゃんけん大会優勝者を例にしていますが、あらゆるメディア露出に対して言えることで、たとえメディア露出が増えても、それ以前にまず「魅力的」でなければ人を惹き付けることはできません。
実際はもっとシビアで「周りよりも魅力的」でなければ人を惹き付けることはできません。


結果を出すには「抜きんでた魅力」を身につけること。当然ながら、遅れてきた人ほど経験・実績とも乏しく苦しいわけですが、それは遅れてきたのが悪いだけなので、選抜総選挙篠田麻里子さんの言葉のとおり、先輩を打ち倒して乗り越える気概をもって、魅力的になるためがむしゃらにやってほしいですね。