SKE48「パレオはエメラルド」売上枚数についての雑感

世の中の目が「フライングゲット」売上枚数に向いている間に、こそっと「パレオはエメラルド」売上枚数についての雑感をw
発売後1ヶ月が経ちますが、売上枚数は約45万枚ということで、この枚数を見て感じたことを書き残しておきます。


一つは、やはりAKB48の3分の1だなと。SKE48の戦力は以前からずっと変わらず、AKB48の3分の1程度なので、「Everyday、カチューシャ」で150万枚を売り上げたAKB48に対して、SKE48の「パレオはエメラルド」の45万枚というのはとても妥当な数字です。今後、一曲二曲の誤差ではなく中期的にこの「3分の1」から明確に脱した時が、SKE48の独自性が発揮されはじめた時であり、逆に「3分の1」から逃れられない限り、SKE48AKB48と連動しているということでしょうね。連動していると言っても、引っ張られているとも言えるし、天下のAKB48に食らい付いているとも言えるので、一概に良し悪しを言えるものではないのはもちろんです。


もう一つは、ここまで枚数的に売れてしまうと、未だ「ヒット曲」(ここで言う「ヒット曲」はファン以外にも広く知られたり親しまれたりする曲の意)が一曲もないのが、ちょっとキツい点。今までは数多いる歌手の一つでしかなく、時代が時代なのでヒット曲がなくても気にするほどでもなかったのですが、枚数的にAKB48、嵐に次ぐ3番手相当に躍り出てしまって、それでいて持ち歌にヒット曲が一曲もないとなると…。AKB48のCDも、CD付き握手券などと言われてますが、とはいえヒット曲もそれなりにある。それに対してSKE48は45万売上げながらヒット曲が一つもない。これでは「握手アイドル」以外の何ものでもないですからね。

関連して気になるのが、AKB48グループの楽曲のクオリティが明らかに落ちていること。過去のアイドルもそうですが、制作陣の一時的スランプでその後制作能力が復活するということはあまりないんですよね。まぐれ当たりで佳曲が飛び出したりすることはありますが、たいていは以後凡作が続くことになる。もしそうなったなら、既に代表曲は確保しているAKB48はともかく、SKE48は代表曲なしということになりちょっと苦しいですね。波に乗りそうな気配があるので、まぐれの一曲だけでも代表作になりそうな楽曲が来るとよいのですが。