2012年 SKE48活動雑感

2012年のラストってことでちょっと率直に思うことを書いておこうか。
今年のSKE48、めでたく紅白出場を決めたわけだけれども、活動に関してはあいかわらずSKE48単独の動きは少なかったなぁ。歌活動についても、AKB48NMB48HKT48と比べて期間的に4分の3もやっていないわけだし、ツアーもやっていない。唯一、日本ガイシホールでのコンサートぐらい。基本的にAKB48の後追いのみなのは以前と変わらなかった。
…でも、それが良かったんだろうな。


もともとSKE48のファンは「AKB48乗り遅れ組」と「AKB48からの流れ組」の集合体。
このうち「AKB48乗り遅れ組」は、
・アイドルに抵抗がある
・流行に疎い、もしくは流行に乗るのを潔しとしない
・フットワークが重い
等の人たちで、こういった人たちを呼び込むには相当の魅力というか馬力が必要。


一方の「AKB48からの流れ組」は、
・アイドルに抵抗がない
・流行に流されやすい
・フットワークが軽い
人たちで、この人たちを呼び込むのは「AKB48乗り遅れ組」を呼び込むのに比べたらはるかにたやすい。


国民的アイドルのAKB48が衰勢ということは、すでに潜在アイドルファンはほぼ掘り起こされたと考えた方がよい。その状況でSKE48がかろうじて上向きの勢いを維持して終えることができたのは、下手に欲を出して「AKB48乗り遅れ組」を取り込もうとして疲弊したりせずに、おとなしくAKB48の後追いで同じ活動を行って、AKB48の活動に同席させてもらって「AKB48からの流れ組」を効率よく呼び込んだためだろう。


ここでも何度か空白の三ヶ月間の批判を展開しているけれども、一方でもし自分がSKE48の上の人たちの立場だったら、同じように動かなかったかもしれないなとも思う。もちろんメンバーやファンにとっては活動した方がメリットがあるけれども、スタッフサイドからすれば、そんな短期間のためにあれこれ動いても、大して得られるものはなく面倒なだけだ。その間はAKB48の握手会やメディア出演に同席させてもらってやりすごせばいい。
実際、三ヶ月間ブランクを作っても、あの紅白にすら出場できたわけだし。


ともかく結果良ければなんちゃらってことで、晴れの紅白くらい、たまにはテレビもリアルタイムで観ようか。


2013年も良い年でありますように。