AKB48選抜総選挙 各グループ・期ごとの結果の考察 その2

昨日に引き続き、活動期間と期数を考慮した各グループごとの選抜総選挙の結果の考察です。
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まずAKB48SKE48。この2グループは、グラフ上で1,2期より右上にそれ以降の期が存在しています。このことから活動期間や期数を考慮した時に、1,2期生と同等もしくはそれ以上の活躍を見せている期が存在している=そちらに世代交代が進みつつあるのが特徴です。
ただし(a)内のAKB48SKE48をそれぞれ見比べてみると、AKB48の方が右下寄りに、SKE48の方が左上寄りに分布しています。このことから、
AKB48は期ごとにエースクラスのメンバーは出てきているが、期全体としてはあまり活躍できていない。つまりエースクラスに続く人たちが出てきていない。グループ全体で層が薄く中間層が弱い
SKE48は期全体として活躍できている。つまり活動期間や期数を考慮すると飛び抜けたメンバーは出てきていないが、層は厚い
ということがわかります。

NMB48は、AKB48SKE48と違ってまだ1期がグループの先頭をひた走っているのが特徴ですが、活動期間や期数による補正を行ったにも関わらず、1期と2期以降にあまりに大きな乖離があり、2期以降が活動期間や期数を考慮したとしても1期を超える活躍ができるのか、今のところ予断を許さない状況です。

HKT48は、1,2期とも及第点の結果を出して、まずは幸先のよいスタートを切ったといってよいでしょう。

最後に:基本票数の再考

以上は、
各グループ・期の基本票数=2000×活動期間月数/sqrt(期数)
を元に、各グループ・期を評価していますが、全体として期数の小さい期に若干きびしい評価となっているようにも感じます。
そこで、期数による影響をより弱めて
各グループ・期の基本票数=2000×活動期間月数/sqrt(sqrt(期数))
としてみたときの分布図は、次のようになります。
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以前の基本票数を元にした評価に比べて、各グループの1期の評価が高まり、逆にAKB48 9,10,11,12期といった後輩組の評価が下がっており、特にAKB48 10,11,12期はニュートラルな位置に付けていて、こちらの方が実感に近い感じがしますね。

このあたりの微調整を行うのは本記事の主旨ではないし正解もないので、今回はこのように活動期間と期数を考慮することで各グループ・期を横並びで評価することができそうだということを示すのみで、お終いにしたいと思います。