チームB2公演のチケットだけが売れ残った - DMM NMB48チームB2「会いたかった」(13/4/29)

公演前に金子支配人のGoogle+で公表されていましたが、今公演の最後に上枝恵美加ちゃんからも「思い出せる君たちへ~AKB48グループ全公演~」の中で、NMB48チームB2公演のみチケットが完売とならなかったとの報告がありました。


チケットが売れ残ったのにはいくつか要因がある。
・2回公演であること
・会場が東京であること
・チケットの抽選方法(倍率の低い公演から割り当てられるかもしれないのであえて避けられた)

1回公演であればおそらく完売はしただろう。でもNMB48チームB2(の公演)が48グループの国内の10正規チームの中で一番人気がないのはおそらく確実で、仮に1回公演で完売していたとしても、それはとりあえず現状を突きつけられずにすんだだけで、なんの解決にもなっていない。

チームB2の何が問題なのか?そもそも問題があるのか?
ここでNMB48チームB2の現状について少し書いてみたいと思います。


48グループ内の3つめのグループであるNMB48の3つめのチームであるチームB2の比較対象としては、48グループ内の2つめのグループであるSKE48の3つめのチームであるチームEがとりあえず適当かと思う。メンバーの基本スペックも大差はないだろうし、どちらもメディア露出の順番がなかなか回ってこない(こなかった)点も近いものがある。メディア露出の機会は48G全体で限られるものなので、現状が前提とする。

チームEが本格的に立ち上がったのは、体感では2012年後半から2013年初あたりなので、結成から約2年かかっていることになる。
対してチームB2は前身の3期生公演開始からまだちょうど1年。
なので単に結成から時間が経っていないだけとも言えるが、では残り1年で本格的に立ち上がりそうかというと、正直YESとは言いにくい。

チームEがチームB2と環境面で決定的に違うのは、SKE48が事実上関東圏を主な地盤としたグループであること。そして「パジャマドライブ」公演「逆上がり」公演という、魅力を発揮するための武器を二つ手にしていること。
対してチームB2は、NMB48が関東圏の3分の1の規模しかない関西圏を地盤としたグループで、そして「会いたかった」公演は多くのチームでやり尽くされていてあまり武器にならない、つまり魅力を発揮するための武器を現状持っていない。

地盤の件は大きいけれども簡単にどうにかなる話ではないのでしょうがない。
セットリストの方は、さすがに丸腰で他と戦えというのは酷なので、チームMアイドルの夜明け」公演のような武器になるセットリストを早いうちに割り当ててほしい。


メンバー側に期待することといったら、とにかく自分たちは後発であることを意識して活動してほしいってことかな。

個人的にはチームB2公演も楽しんで観ているけれども、では周りの誰かから48グループでおすすめの公演を教えてくれと言われて、チームB2公演を推薦することは現時点ではない。チームB2公演がたとえ魅力的な公演であったとしても、それ以上に魅力的な公演がいっぱいあるから。
チームB2がただのダンスサークルなら、ただ
・「魅力的なチーム」であればよい
・「魅力的な公演」をすればよい
だろう。
でもここは競争原理に支配される商業アイドルの世界なので
・「他よりも魅力的なチーム」でなければならない
・「他よりも魅力的な公演」ができなければならない
んですよね。

後発は先発と同じペースで努力していてもいつまでたっても追いつけない。後発が先発に追いつくには先発以上に努力し続けなければならないので、本来は先輩たち以上に苦しい道のりのはず。そういったことを自覚して活動してほしいです。

「食べてみて計画」とかいろいろやってみるのはもちろんいいことです。
でも例え公演を観てもらったとしても、そこで引き止める力がないと意味がない。
「新鮮さ」が効力を失うまでの短期間に、先輩と張り合えるだけの魅力を身につけないとならないんですよね。


スタッフサイドには他にも、そもそもメンバーを短期間に大量に採りすぎだとか、もっと活動機会を作ってとかいろいろ言いたいこともあるけど、ここでは割愛。
今回完売していないことをあえて公表してチームB2メンバーの尻を叩いたのは、話題作りの意味もあったかとは思いますが、メンバーのためにも正解だったと思います。