矢神久美「演技ってそんなに好きではなかった」- 松村香織のぐぐたすの輪(13/3/18-)

松村香織のぐぐたすの輪」の今週3/18週のゲストが矢神久美ちゃんでした。
この「ぐぐたすの輪」を聞いていると、
・グループの上にいる人は上にいるだけの理由がある
・逆に上に行きあぐねている人は行きあぐねているだけの理由がある
と改めて実感することが多いですが、今回の矢神久美ちゃんも、発言がとても大人だったり、些細な振る舞い方がさりげなく魅力的だったり、やはりさすがだなと感心する点が多かったです。


ところで、くーさんの発言の中でちょっと印象に残ったのが、以下の部分。

松村香織「演技の方は好きでしたか?お仕事の中では。」
矢神久美「それが…、一応女優志望にはなっていたんだけど、実を言うと演技ってそんなに好きではなかった。最初の方は好き好きって言ってたけど、自分にとって一番壁のあるものだった。何回やっても満足いかないの、演技って。」
松村香織「最近ではマジカルラジオとかあったじゃないですか。」
矢神久美「あの辺でやっと満足できるようになって。だから演技は自分にとって納得できるものではなかった。どちらかというと歌って踊っている方が自分ではすっきりしてた。」

意外だとかヒドいとか言うつもりはなくて、まぁそんなもんだよね、ってことで。
大学生近辺からそれ以上のメンバーが口にする志望はある程度現実を見据えたものかもしれないけれども、中学生前後のメンバーの口にする志望は単に「あこがれ」に近いものである場合が少なくないんですよね。もちろんその年代で確固たる信念を持ってやっている人もちゃんといると思いますが。


何が言いたいかというと、あこがれでもなんでもメンバーとなったからにはそれに向かって突き進んでほしいとは思うけど、ただいつまでもそれに捕らわれずに、ある一定期間がんばってみたら改めてその活動に違和感を感じないか・魅力/能力的に継続可能か等、自分を見つめ直して、そして必要ならば「決断」してほしいなと。
はっきり言って48グループは加入する人数に比べて離脱するメンバー数が少ない。
それをシステムのせいだとかスタッフのせいにするのは簡単だけれども、よそのせいにしたところで結局最後はメンバー自身に跳ね返ってくるのだから、自分でしっかり考えて決断してほしい。タレントというのはただ漫然と続けることができる職種ではないが、現状は見通しが立たない中でズルズルと活動を続けてしまっているメンバーが正直少なくないように感じる。

あまりにもあっさり夢を投げられてしまったり、どうせあこがれ程度のものだからと軽い気持ちで活動されては困りますが、ある一定期間「誠意をもって」懸命に活動してきて、その結果諦めることにした・道を変えることにしたということであれば、大半のファンはちゃんと納得するし、これまでの健闘を讃えて次の活動に送り出してくれるはず。
メンバーにとっても、懸命に活動してきていればそれで得られるものは少なくないはず。


メンバーが犠牲になったり、ファンが犠牲になったり、スタッフが犠牲になったりせず、三者が最終的にうまくWin・Win・Winの関係になるような活動であってほしいものです。